住宅基礎工事とは

家づくりの中で一番の要が基礎工事です。

基本的には、初め地盤調査をして、基礎の形状や仕様を決定し基礎工事へと進んで行きます。

場所によっては、杭工事や地盤改良といった良質な地盤に、基礎を支持させるための工事が必要となり、ほとんどが追加工事として施工されることが多いので、事前に地盤調査を行いなるべく追加工事とならないよう配慮する事も必要です。

思わぬ出費となりがちです。

現場風景を紹介します。

住宅基礎工事の流れ

一般的な住宅基礎工事の流れです。

STEP1 地盤調査

地盤調査をします。

地盤と基礎は建物の基盤となる部分です。

STEP2 整地工事

土地を更地に。地盤の弱い土地には杭を打ち地盤を補強します。

STEP3 根切り工事

鉄筋を配置する土台を形作ります。

さらに地面から上がってくる湿気を防ぐため地盤の上に防湿シートを掛けます。

STEP4 捨てコンクリート工事

地表を平らにする為、また鉄筋を配置する下地を作る為、土台の上にコンクリートを流し込みます。

ちなみに土台に高低差があるのは箇所によっては配筋される鉄筋の数や形に違いが出るためです。

STEP5 配筋工事

鉄筋を配置し、基礎をより強固なものとします。

負荷のかかりやすい箇所には鉄筋の本数を多く配筋し、外周部や部屋の仕切り部分は基礎表面部分から立ち上げて配筋します。

STEP6 型枠工事

木製の枠を使って、基礎の形を作ります。

この工事が終了後コンクリートが流し込まれ、枠でかたどった形に基礎が形成されます。

星型のプリンを作る為に星型の器を作った、と考えて頂ければ分かりやすいでしょう。

STEP7 コンクリート打設

枠の中、隅々にコンクリートを流し込み、一定期間養生します。

STEP8 枠外し(基礎工事完了)

養生期間終了後、枠を外し基礎工事は終了になります。